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CTR ベンチマーク: 順位に対してクリック数が少ない検索結果を見つける
クエリやページごとのクリック率を、同じ順位でサイト全体が獲得しているクリック率と比較し、期待を下回る結果が取りこぼしているクリック数を確認できます。
CTR ベンチマーク(ページ上のタイトルは CTR Analysis)は、「検索結果の順位に見合った頻度でクリックされているか」という一点に答えます。選択した期間の Search Console のデータからサイト独自の順位別の期待 CTR を算出し、各クエリやページをそれと比較して、期待を下回る結果が取りこぼしているクリック数を合計します。上位に表示されているのにギャップが大きい場合は、ほぼ間違いなくタイトルやディスクリプション、検索結果での見え方に原因があります。
期待 CTR の算出方法
AutoPSEO は、選択した期間のクエリ行からサイト独自の CTR カーブを作成します。
- インプレッションが 10 以上のクエリを、平均掲載順位を 1 から 20 の整数に丸めてグループ化します。
- 各順位の期待 CTR は、そのグループのインプレッション加重 CTR(合計クリック数 ÷ 合計インプレッション数)です。そのため、インプレッションの多いクエリほど結果への影響が大きくなります。
- インプレッションが 200 未満の順位はデータが少なすぎて信頼できないため、代わりに公開されている市場ベンチマークのカーブを使用します。Site CTR vs expected カードでは、20 の順位のうちいくつが自サイトのデータに基づいているかを確認できます。
- 各行の期待 CTR は、最も近い 2 つの整数順位の値の間で補間して求めます。たとえば順位 3.4 の場合は、順位 3 と順位 4 の値の間に位置します。
カーブはサイト独自のものなので、リッチリザルトが表示されやすいサイトや、ブランド名での検索が多いサイトも、他サイトの平均ではなく自サイト自身を基準に評価されます。
各行の評価方法
対象となるのは、Min impressions(デフォルトは 10。変更するとレポートが再実行されます)以上のインプレッションがあり、平均掲載順位が 20 位以内の行です。
- vs Expected には、差をパーセントポイントで表示します。ホバーすると相対的な差も確認できます。
- Under-performers は期待値を相対値で 20% を超えて下回る行、Over-performers は 20% を超えて上回る行、それ以外は In line です。
- Potential Clicks は、Under-performers について「インプレッション × (期待 CTR − 実際の CTR)」で求めます。その順位として標準的な CTR であれば得られていたはずのクリック数です。
Queries と Pages を切り替えると、検索キーワードと URL のどちらも同じカーブで評価できます。テーブルは初期状態で Potential Clicks の降順に並び、評価ごとのタブがあります。気になるクエリはテーブルからキーワードライブラリに保存できます。
グラフの見方
- Average CTR by position: 各順位での自サイトの CTR を棒グラフで、期待カーブを折れ線で表示します。Show market benchmark にチェックを入れると、ベンチマークのカーブが破線で重なります。
- Position vs CTR: インプレッション上位 300 件のクエリを 1 点ずつ表示します。Under-performers は赤、Over-performers は緑で、点の間を通る期待カーブも描かれます。
CTR が低い場合に考えられる原因
- タイトルやディスクリプションが検索意図に合っていない。 ページの内容を十分に表せていない場合、Google はタイトルを書き換えたり、独自にスニペットのテキストを選んだりすることがあります。詳しくは タイトルリンクとスニペットに関するガイダンスをご覧ください。
- 検索結果ページが混み合っている。 広告、強調スニペット、その他の検索機能が上位に表示されていると、順位にかかわらずクリックを奪われます。書き直す前に、実際の検索結果を確認してください。
- 検索意図が異なる。 ツールや動画を求めているクエリでは、タイトルがどれほど良くても長文の記事はクリックされません。
- 順位は平均値である。 Google は、サイトが表示されるたびにその時点で最も上位だった掲載順位を記録し、インプレッションで平均して報告します。そのため、2 位から 12 位の間で変動するクエリは、どの順位の CTR にも当てはまらない値のまま順位 6 と表示されることがあります。
Over-performers も確認する価値があります。ユーザーの反応が良いタイトルや形式を知る手がかりになります。
AutoPSEO での活用
コンテンツエンジンは、管理している記事に対して同じ検証を週に 1 回行います。順位が 8 位から 20 位でインプレッションが 30 以上、かつ CTR がその順位の通常値の 60% を下回る記事には、タイトル、メタディスクリプション、ダイレクトアンサーを改善する最適化タスクが作成されます。詳しくは記事を最新の状態に保つをご覧ください。また、MCP server の ctr_benchmark ツールを使うと、AI アシスタントから同じテーブルを参照できます。
関連ページ: Page Poaching、CTR Curve Modeling、Google Search Console での良い CTR の目安