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ドキュメント

高度な分析

Search Console のデータに統計手法を適用する 6 つの Beta レポート。CTR カーブ、機会スコア、エントロピー、時系列分解、変化点、異常値を扱います。

プロパティ → 詳細 → 詳細読了まで1分

高度な分析は、プロパティのサイドバーにある Advanced セクションです。Search Console のデータに統計手法を適用する 6 つのレポートがあります。3 つはクエリを対象とし、クリック数が少なすぎるクエリ、優先して改善すべきクエリ、インプレッションを複数のページに分散させているクエリを見つけます。残りの 3 つは日次の時系列を対象とし、トレンドと週ごとのリズムの切り分け、持続的な変化の日付の特定、通常とは異なる日の検出を行います。6 つすべてに Beta の表示があり、Run Analysis を押したときにのみ実行されます。

どのレポートがどの疑問に答えるか

レポート答えてくれる疑問読み込むデータ最小要件
CTR Curve Modeling自サイトの実績から見て、掲載順位に見合うクリック数を得られていないクエリはどれか。クエリインプレッション 10 以上、掲載順位 1-20
Opportunity Scoring上位のすぐ後ろにいるクエリのうち、取り組む価値が最も高いのはどれか。クエリインプレッション 10 以上、掲載順位 3-30
Cannibalization Entropyインプレッションを自サイトの複数のページで分け合っているクエリはどれか。クエリとページの組み合わせ2 ページ以上、インプレッション 10 以上
Time-Series Decomposition変動のうち、トレンドによるものと曜日によるものはそれぞれどのくらいか。日次の合計14 日
Change Point Detectionトラフィックが新しい水準に落ち着いたのはいつか。日次の合計14 日
Anomaly Detection通常の範囲から外れた日はどの日か。日次の合計21 日

セクション上部の Advanced を開くと、Experimental Analytics というタイトルの一覧ページが表示されます。ここでは 6 つのレポートについて、手法と必要なデータを確認できます。

分析の実行方法

  1. プロパティを開き、サイドバーの Advanced からレポートを選びます。
  2. 期間と各種フィルタを選びます。フィルタには、クエリ、ページ、国、デバイス、検索での見え方、検索タイプ、ブランド名を含むトラフィックと含まないトラフィックがあります。ブランド名は Property Setup で登録した語です。
  3. Run Analysis を押します。結果が表示されるとボタンは Re-run Analysis に変わります。期間やフィルタを変更したときは、もう一度押してください。

結果の見方だけを変えるコントロールは、データを再取得せずに即座に反映されます。エントロピーのしきい値、Opportunity Scoring のチャートサイズ、3 つの日次レポートの指標、Change Point Detection と Anomaly Detection の感度が該当します。CTR Curve Modeling でモデルを切り替えた場合は、カーブが再度フィッティングされます。

1 回の実行で使用するデータ量

  • クエリレポートは、対象期間のデータをクリック数の多い順に最大 25,000 行まで読み込みます。これは Search Analytics API が 1 回のリクエストで返せる上限と同じです。
  • 日次レポートは、常に 90 日以上のデータを分析します。指定した期間がそれより短い場合は過去方向に延長され、実際に使用した日付が結果の上に注記として表示されます。Search Console のデータがない日は 0 として扱われるため、開設からの期間が分析期間より短いプロパティでは、冒頭に空の日が続きます。

これらのレポートでわからないこと

  • クエリ別の行には、匿名化されたクエリ、つまり Google がプライバシー保護のために公開しない希少な検索が含まれません。そのため、クエリレポートで見える範囲はプロパティ全体の合計より小さくなります。詳しくは Google のパフォーマンスデータの詳細解説をご覧ください。
  • 掲載順位は、各検索でサイトが獲得した最上位の順位を Search Console が平均した値です。そのため、順位が変動しやすいクエリの実態は見えにくくなります。
  • フラグは数値上のパターンを示すだけで、原因を示すものではありません。対応する前に、該当のクエリやページ、注釈、サイト側の変更内容を確認してください。
  • Beta とは、手法が今後変わる可能性があるという意味です。各レポートのページには、現在のバージョンの内容を記載しています。

結果のエクスポートと共有

ヘッダーの Export は、メインのテーブルを CSV として保存します。内容は、選択中のタブと検索ボックスの状態のままです。各チャートには、それぞれ PNG ボタンがあります。ツールバーの Save & share report と Send to Slack は、他のレポートと同じように動作します。詳しくはエクスポートと共有をご覧ください。

コンテンツエンジンとの関係

AutoPSEO が作成・管理する記事については、コンテンツエンジンが毎週、同じデータをすでに監視しています。記事のクリック数が 40% 以上減少した場合はリフレッシュを、掲載順位が 8 位から 20 位で、クリックされる割合がその順位の通常値の 60% 未満である場合は最適化を、それぞれキューに追加します。詳しくは記事を最新に保つをご覧ください。サイト内のそれ以外のページを分析したい場合や、判断の根拠となる数値を確認したい場合には、高度な分析のレポートをお使いください。

このセクション内

CTRカーブモデリング: 順位ごとの期待CTR

自サイトのクエリからクリック率カーブを推定し、順位から見込まれるよりクリックされていないクエリを抽出して、取りこぼしているクリック数を見積もります。

Opportunity Scoring:未開拓のクリックでクエリをランク付け

平均掲載順位が3位から30位のクエリを、表示回数、取りこぼしたクリック数、上位からの距離でスコア化し、3位まで順位を上げた場合に増やせるクリック数を推定します。

Cannibalization Entropy: 複数ページに分散しているクエリを見つける

各クエリのインプレッションが複数のページにどれだけ均等に分散しているかをシャノンエントロピー(ビット)で測定し、結果を Healthy から Critical までのバンドに分類します。

時系列分解:トレンド、週次パターン、ノイズ

日次のクリック数またはインプレッション数をトレンド、曜日パターン、残差に分解し、トレンドの方向をラベル付けして、モデルでは説明できない日を検出します。

変化点検出:トラフィックの変動時期を特定する

CUSUM と二分割法を使って、日次のクリック数やインプレッション数が新しい水準へ移った日付を検出し、各変化の大きさと信頼度を示します。

Anomaly Detection: Search Console データの異常な日を見つける

ロバスト統計を使って各日を前後の同じ曜日と比較し、急増と急落を重大度別にフラグ付けします。ゆるやかなドリフトを捉える EWMA チャートも備えています。

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