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SEOの基礎初級読了まで1分2026-10-12更新

Google Search Consoleにおけるクリック数と表示回数

表示回数とは、Googleの検索結果にあなたのリンクが表示された回数のことで、クリック数とは、そのリンクが実際にたどられた回数のことです。Googleがそれぞれをどのように数えているのか、そして両者の差から何が読み取れるのかを解説します。

Search Consoleでは、ユーザーが読み込んだGoogleの検索結果ページにあなたのサイトへのリンクが表示されると表示回数が記録され、そのリンクをたどってサイトにアクセスするとクリックが記録されます。クリックはすべて表示を前提に発生するため、クリック数が表示回数を上回ることはありません。両者の比率がクリック率(CTR)であり、その差の大きさや傾向は、レポート全体の中でもとくに有用なシグナルのひとつです。

表示回数として数えられるのはどんなときか

Googleは集計ルールを公開しています(How impressions, position and clicks are counted)。要点は次のとおりです。

  • 通常の検索結果は、ユーザーが読み込んだページ上にあれば数えられます。 下へスクロールして実際に目に入ったかどうかは問われません。つまり表示回数とは「見られた」ではなく「見られた可能性がある」という意味です。
  • 操作しないと表示されない結果には、より厳しい条件があります。 カルーセルや展開式のセクションの中にある項目は、通常、スクロールして表示範囲に入るか、展開されている必要があります。モバイルの画像検索のような無限スクロールの画面では、スクロールして表示範囲に入ることが条件です。
  • 次の検索結果ページは、読み込まれたときにだけ数えられます。 2ページ目の結果は、ユーザーがさらに結果を表示するまで、表示回数に加算されません。
  • 行き来しても二重には数えられません。 同じ検索の中でスクロールやページ移動によって離れて戻ってきても、表示回数は1回のままです。
  • AI OverviewsとAI Modeにも通常のルールが適用されます。 AI Overviewは1つの掲載順位を占め、その中にあるリンクはすべて同じ掲載順位を共有します。

DiscoverとGoogleニュースには、それぞれ独自のレポートと独自のルールがあります。たとえばDiscoverでは、カードがスクロールして表示範囲に入ったときに表示回数が数えられ、掲載順位は記録されません。

クリックとして数えられるのはどんなときか

クリックとは、ユーザーをGoogle検索から外へ出してあなたのページへ移動させるリンクをクリックした場合を指します。次の点で混乱しやすいので注意してください。

  • 検索結果をクリックして戻り、もう一度クリックした場合は1回のクリックです。サイトへの異なる2つのリンクをクリックした場合は2回と数えます。
  • 新しい検索を始めるだけのリンク(検索語句の絞り込み)のクリックは数えられません。その後のユーザーの行動は、新しい検索語句の成果として計上されます。
  • 「他の人はこちらも質問」の項目を展開しても、クリックにはなりません。展開された回答の中のリンクをクリックした場合は、クリックになります。
  • 訪問者が到達した後のリダイレクトによって、どのURLに成果が帰属するかが変わることはありません。また、ページのあらゆるバリエーション(モバイル、デスクトップ、代替バージョン)のデータは、正規URLに帰属します。

合計が一致しない理由

表の各行を足し合わせると、上のグラフとは異なる数字になることがあります。これは想定された動作で、主な理由は次の4つです。

  1. プロパティ単位かページ単位か。 グラフでは、あなたのサイトの複数のURLが表示されていても、1回の検索につきサイトを1回として数えます。一方、ページの表では各ページを個別に数えます。1回の検索であなたの2つのページが表示された場合、グラフでは表示回数が1、ページの表では2と記録されます。そのため、プロパティ単位で集計したほうが、CTRと平均掲載順位は一般に高くなるとGoogleは説明しています(About the data)。
  2. まれなクエリは非表示になります。 ごくわずかな回数しか検索されなかった語句は、プライバシー保護のためクエリの表には表示されませんが、グラフの合計には含まれています。クエリで絞り込むと、それらは合計からも外れるため、「含む」と「含まない」のフィルタを足しても全体に一致しないことがよくあります。
  3. 表は1,000行までで打ち切られます。 アクセスの多いサイトでは、ロングテールの部分が表の末尾からこぼれ落ちますが、グラフには含まれたままです。
  4. アナリティクスは別のものを数えています。 Search Consoleの日付は太平洋時間で区切られており、Google Analyticsのようなツールは、ブラウザでJavaScriptが実行された訪問者しか記録しません。クリックとセッションは異なるイベントを測定しているため、数値が異なるのは当然です。

表示回数とクリック数の差の読み方

表示回数が多いのにクリックが少ないのは、エラーではありません。それは問いであり、その答えは平均掲載順位によって変わります。

表示回数クリック数掲載順位通常の意味次に見る場所
多い少ない10位より下表示はされているものの、2ページ目以降でほとんど見られていないStriking distance
多い少ない1〜5位検索結果は見られているが、ユーザーは他の結果を選んでいるImprove CTR
増加横ばい下降新しい検索で低い順位に表示されるようになった。何も失っていないのに平均順位が下がる心配する前にクエリ別に確認する
減少減少安定検索する人そのものが減っている前年の同じ月と比較する
安定減少安定検索結果ページに変化があったか、タイトルやスニペットが変わった実際の検索結果ページを確認する

3行目はとくに注意が必要です。ページが、30〜50位のロングテールの新しい検索数十件で表示されるようになると、表示回数は増え、平均掲載順位は下がりますが、失われたものは何もありません。悪い知らせだと判断する前に、必ず変化をクエリ別に分解してください。

具体例

観葉植物を販売するショップに、/care/monstera-yellow-leaves というお手入れガイドがあります。28日間の実績は、表示回数が9,800、クリック数が147、CTRが1.5%、平均掲載順位が9.6です。これだけを見ると、パッとしないページに思えます。ページタブでこのページをクリックしてクエリに切り替えると、状況は二つに分かれて見えてきます。

クエリ表示回数クリック数CTR掲載順位
monstera yellow leaves6,100240.4%11.8
why are my monstera leaves turning yellow2,300994.3%4.1
その他のクエリ(合計)1,400241.7%9.1

質問形式の検索は4位に表示され、十分な割合でクリックを獲得しているため、スニペットには問題がありません。一方、短くて検索ボリュームの大きい検索は2ページ目にあり、CTRが0.4%なのは、スニペットよりも掲載順位の影響が大きいと考えられます。ここで取り組むべきは、「monstera yellow leaves」に対する回答としてページをより強くし(見出しをわかりやすくする、冒頭近くで端的に答える、ショップ内の他のお手入れページからリンクを張る)、1ページ目に上げることです。2ページ目の検索結果はほとんど誰の目にも触れないため、メタディスクリプションを書き換えてもほとんど変わりません。

避けるべき間違い

  • 表示回数を「見られた回数」とみなす。 検索結果が一度もスクロールで表示範囲に入らなくても、表示回数として数えられることがあります。
  • 昨日のデータに反応する。 最新のデータは2〜3日間は不完全で、表示されてから数時間は修正されることがあります。
  • ページの行を足してサイト全体の合計を出す。 ページの表はページ単位、グラフはプロパティ単位で集計しています。
  • クリック数とセッション数が一致すると期待する。 ツールも、イベントも、日付の区切りも異なります。
  • 合計だけでページを評価する。 ページの数値は、そのページが表示されるすべての検索の平均です。強いクエリと弱いクエリが1つずつあると、互いに隠し合ってしまいます。

AutoPSEOで確認する

ダッシュボードとクエリ・ページレポートでは、クリック数と表示回数を比較期間と並べて表示します。ページをクリックすると、上の例のように、そのページに流入している検索の一覧が表示されます。フィルタと日付の比較は、どのレポートでも同じように動作します(フィルタと日付)。AutoPSEOはAPI経由でSearch Consoleを読み取るため、表が1,000行で打ち切られることはありません。ただし、Googleがまれなクエリを送信しないため、それらはここでも非表示のままです。

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