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プレイブック中級読了まで1分2026-10-12更新

Search Consoleでストライキングディスタンスキーワードを見つける方法

ストライキングディスタンスキーワードとは、平均掲載順位が4位から20位前後にある検索クエリのことです。Search Consoleでの見つけ方、スコアの付け方、何を変更するかの判断方法を解説します。

目的
掲載順位が4位から20位にある検索クエリを5〜10件選び、それぞれに具体的な変更内容を決める。
必要なもの
3か月分のデータがあるSearch Console、スプレッドシート、ページの編集権限。
始める前に
SEOの基礎知識

ストライキングディスタンスキーワードとは、自社のページがクリックの多くを集める上位の結果のすぐ下、通常は平均掲載順位4位から20位に位置している検索クエリのことです。Googleはすでにそのページを関連性が高いと見なしているため、新しいページを作るよりも、的を絞った改善のほうが早く成果につながることがよくあります。見つけるには、Search Consoleからクエリをエクスポートし、意味のある表示回数がある範囲に絞り込み、順位が上がった場合に得られるクリック数でスコアを付け、何を変更するかを決めます。

なぜ4位から20位なのか

クリック数は順位が下がるにつれて急激に減少します。サイト自身のデータが少ない場合にAutoPSEOが代わりに使うベンチマークの曲線(公開されているCTR調査を組み合わせたもの)では、3位の結果がクリックされる割合は約11%、8位では約3.3%、15位では約1.2%です。検索数の多いクエリを8位から3位に引き上げれば、検索回数が1回も増えなくても、クリック数は数倍になる可能性があります。

4位から20位という範囲は慣例であり、決まりではありません。4位から10位は1ページ目にあたり、多くの場合、小さな変更で順位が動きます。11位から20位は2ページ目で、より多くの作業が必要ですが、その分伸びしろも大きくなります。15位までで区切る人もいます。確保できる時間に合わせて範囲を選び、境界は厳密に考えすぎないようにしましょう。

ステップ1: クエリをエクスポートする

  1. パフォーマンス → 検索結果を開き、期間を過去3か月に設定します。3か月あれば週ごとのばらつきがならされ、しかも最近の状況を反映できます。
  2. ブランド名を含む検索を除外します。プロパティにブランドクエリのフィルタがある場合はブランド名以外を選びます。ない場合は、クエリのフィルタを追加してカスタム(正規表現)を選び、「正規表現に一致しない」に設定して、ブランド名の表記をすべて列挙します。自社名の検索はもともと上位に表示されるため、残しておくとリストが埋まってしまいます。
  3. クエリの表をエクスポートします。画面から出力できるのは1,000行までですが、小規模なサイトならこれで十分です。大規模なサイトでは、APIか、APIを利用したツールが必要になります。

Search Consoleの画面では、クエリとページを1つの表に並べて表示することはできません。どのページがそのクエリで表示されているかを確認するには、クエリをクリックしてページタブを開きます。これは、ステップ5で絞り込んだ候補についてのみ行ってください。

ステップ2: 範囲を絞り、下限を設定する

スプレッドシートで、平均掲載順位が4位から20位の行を残し、判断するには表示回数が少なすぎる行を取り除きます。下限をどこに置くかは判断が必要です。目安としては次のとおりです。

  • 小規模サイト(合計で月に数千回程度の表示回数): 3か月で100回。
  • 中規模サイト: 500回。
  • 大規模サイト: 50〜100行が残るところまで下限を引き上げます。

目標は、実際に最後まで取り組める量のリストにすることです。3か月で表示回数が30回のクエリは、順位が10位上がったとしても、増える訪問は数回程度にとどまります。

ステップ3: 見込みクリック数でスコアを付ける

まず表示回数で並べ替え、順位を上げたときの価値を見積もる列を追加します。

見込みクリック数 = 表示回数 × (目標順位での想定CTR − 現在のCTR)

自分で作成したCTRの曲線がある場合はそれを使い(「CTRと平均掲載順位」を参照)、なければ上記のベンチマークを使います。3位は、大きな割合のクリックを安定して集められる最後の順位であるため、目標としてよく使われますが、どの順位を目標にしてもかまいません。

具体例を見てみましょう。ある家電ブランドの「やかん 水垢 落とし方」というクエリは、直近28日間で平均掲載順位が7.4位、表示回数が2,400回、クリック数が50回で、CTRは2.1%でした。3位での想定CTRを11%とすると、見込みは2,400 × (0.110 − 0.021)で、28日あたり約214クリックの増加になります。これは予測ではなく上限の目安ですが、複数のクエリを同じ尺度で比較するのに役立ちます。

ステップ4: 追いかけるべきでないものを除く

判断に入る前に、次のものを除外します。

  • 検索意図が混在しているクエリ。検索結果にショップ、動画、記事が混ざっていて、自社のページタイプが少数派であるもの。
  • 他社に関する検索。他のブランドのログインページやサポートページを探す検索など。
  • 別の言語での検索、または自社ページの翻訳版が表示される検索。
  • 順位が大きく変動するクエリ。たとえば週ごとに6位と18位を行き来するようなもので、多くの場合、検索者が求めているものをGoogleが決めかねていることを示しています。

ステップ5: ページを改善するか、新しく書くか

ほとんどのガイドが触れていない判断ですが、最も重要なのがここです。残ったクエリごとに、Search Consoleでクエリをクリックし、ページタブを確認します。

  • 表示されているページがその検索を主題にしている場合。 タイトル、メイン見出し、URLがそれを示しています。そのページを改善します(ステップ6)。隣にもう1ページ書くと、1つの検索を2つのURLで奪い合うことになります。
  • 表示されているページの内容が、検索より広い場合。 ホームページやカテゴリページ、あるいはそのテーマの段落が1つあるだけの長いガイドは、ほかにより適したページがないために表示されています。その検索に対して完結した回答を用意する価値があるなら、専用のページのほうがはるかに良い結果を出せます。その場合は、広い内容のページからリンクを張ります。短い回答で足りるなら、既存のページ内のセクションを拡充します。
  • 別の自社ページがすでに3位以内に表示されている場合。 書くべきものはありません。

やかんの例では、表示されているページは /guides/kettle-care で、水垢取りのセクションが短い一般的なお手入れガイドです。URLにはやかんは含まれていますが水垢取りは含まれていないため、この検索はページの主題の一部でしかありません。どちらの選択肢も成り立ちます。水垢取りのセクションを拡充して完結した回答にするか、水垢取り専用のガイドを公開してお手入れガイドからリンクするかです。選ぶ前に、そのクエリの検索結果を確認してください。上位がすべて専用のハウツーページであれば、検索者が何を求めているとGoogleが考えているかがわかります。

ステップ6: ページで何を変更するか

変更は絞り込んで行いましょう。Googleがすでに評価しているページをベースに手を加えるのですから。

  • 検索者の言葉で主題を表現する。 タイトルとメイン見出しが、人々が検索する言葉と異なる表現でトピックを説明している場合は、正確さを損なわない範囲で近づけます。詳しくは「タイトル書き換えのプレイブック」をご覧ください。
  • 早い段階で答える。 冒頭の数行で検索に対する直接の答えを示し、そのあとに詳細を続けます。AutoPSEO自身の記事フォーマットでは、この冒頭の回答を60語までに制限しています。どのページにも役立つ工夫です。
  • 関連する疑問にも答える。 Search Consoleでそのページのクエリタブを開くと、ページが表示されているほかの検索が一覧で確認できます。うまく答えられていないものが、不足しているセクションです。
  • 関連するページからリンクを張る。 アンカーテキストは内容がわかるものにします。Googleは、リンクをページの発見だけでなく関連性を示すシグナルとしても利用しており、適切なアンカーテキストは内容を的確かつ簡潔に表し、関連性があるものだと説明しています(Link best practices)。
  • 古くなった情報を更新する。 新しく見せるためだけに日付を変更することは避けます。

ステップ7: 結果を測定する

公開した日にパフォーマンスのグラフへ注釈を追加し、変更内容を記録に残したら、そのまま触らずに待ちます。Googleによれば、再クロールには数日から数週間かかることがあり(Ask Google to recrawl)、その後も順位が落ち着くまでには時間がかかります。4〜8週間後に、変更後の28日間と変更前の28日間を比較し、ページの「クエリ」タブでそのクエリの掲載順位とクリック数を確認します。何も変わっていなければ、そのページには編集以上の対応が必要か、その検索には別の種類のページが求められている可能性があります。

AutoPSEOでの進め方

Page Poachingレポートは、ステップ1から3を、クエリとページを組み合わせた全データに対して実行します。初期設定は4位から20位(4〜10位、10〜15位、10〜20位のプリセットあり)、最小表示回数は10回(引き上げ可能)、目標順位は3位(変更可能)です。各クエリには自サイトのCTR曲線でスコアを付け、易しい(7位以内)、普通(8〜12位)、難しい(13位以下)のタグを付けます。2つ目の表には、すでに上位にありながらクリックが少なすぎる結果が一覧で表示されます。エクスポートしたデータでこの手法を試すには、無料のQuick Wins Finderが使えます。

コンテンツエンジンは、ステップ5を毎日自動で適用します。直近28日間の検索をページ別に読み込み、表示回数が20回以上で、3位より下かつ30位以内にあり、なおかつその検索で表示されているページが検索の主題と合っていない場合に、新しい記事の候補として扱います。合っていないとは、検索の主要な語のうちそのページのURLに含まれるものが60%未満である場合、またはそのページがホームページである場合です。別の言語での検索はスキップされ、候補は3位に上がった場合に得られるクリック数の多い順に並べられます。その後、各候補は、サイトがすでにカバーしている、または3位以内に表示されているものを除外するゲートを通過し、さらに最も近いページと比較するモデルによるレビューを通過する必要があります。エンジン自身の記事の中に適した置き場所がある場合は、新しい記事にせず、その記事の新しいセクションとして追加されます。各ステップの詳細はトピックのページをご覧ください。

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