Search Console と Google Analytics のデータが一致しないのはなぜですか?
パフォーマンスレポートとデータ
それぞれが異なる場所で異なるものを数えているためです。Search Console が数えるのは Google 検索結果でのクリックで、ユーザーがサイトに到達する前に Google が記録します。Google Analytics が数えるのはセッションで、ページの読み込み後にそのページ上で動作するタグが記録します。タグの未設置、同意の選択、ボットのフィルタリング、canonical URL、タイムゾーン、アトリビューションなどの要因によって両者の数値にはずれが生じます。差が出ることを前提にして、合計値ではなく推移を見るようにしてください。
何が計測されているのですか?
| Search Console | Google Analytics (GA4) | |
|---|---|---|
| 単位 | Google 検索結果へのクリック | サイト上のセッション |
| 記録する主体 | 検索結果ページ上の Google | 訪問者のブラウザで動作する Analytics タグ |
| 流入元 | Google 検索のみ(Discover とニュースは別レポート) | すべての流入元。Google のオーガニック検索はチャネルの 1 つ |
| 報告される URL | Google が選択した canonical URL | 実際に読み込まれた URL |
| 日付の区切り | 太平洋時間 | Analytics プロパティに設定したタイムゾーン |
Google 公式のSearch Console と Google Analytics を併用するためのガイドでは、検索パフォーマンスの信頼できる情報源は Search Console、サイト上での行動の信頼できる情報源は Analytics であるとされており、データが完全には一致しないことも明記されています。
数値が食い違うすべての原因
同じガイドに原因が挙げられています。いずれも、ずれる方向はある程度予測できます。
- タグのないページ。 Analytics タグのないページへのクリックは、Search Console ではクリックとして数えられますが、Analytics ではセッションとして一切記録されません。
- トラッキングのオプトアウト。 同意を拒否した訪問者やトラッキングをブロックしている訪問者は、Search Console ではクリックとして数えられますが、Analytics では計測されない場合があります。
- タイムゾーン。 Search Console の日付は太平洋時間で区切られるため、別のタイムゾーンを設定した Analytics プロパティとは日次の数値がずれます。
- アトリビューション。 Analytics はアトリビューションモデルに基づいてセッションの貢献を判定しますが、Search Console はすべてのクリックをそのまま数えます。
- canonical URL。 Search Console はクリックを canonical URL に集約しますが、Analytics は実際に読み込まれた URL を報告するため、ページ単位の比較では対応しないことがあります。
- ボット。 Analytics は既知のボットを自動的に除外しますが、Search Console では必ずしもボットが除外されるとは限りません。
- 検索タイプ。 Search Console はウェブ、画像、動画、ニュース、Discover を区別しますが、Analytics は独自の方法でトラフィックを分類します。
- ウェブページ以外のファイル。 PDF へのクリックは Search Console では数えられますが、Analytics では設定しない限り計測されません。
公式の連携を使って Analytics 内で Search Console のデータを表示する場合は、さらに 2 つの影響があります。GA4 と Search Console の連携では、データは Search Console が収集してから 48 時間後に反映され、対象は最大 16 か月間とされています。
公平に比較するにはどうすればよいですか?
- GA4 で、セッションを セッションの参照元 が
google、セッションのメディア がorganicのものに絞り込みます。メディアだけで絞り込むと、他の検索エンジンが混ざります。 - 両方のツールで同じ週単位の期間を比較します。これにより、タイムゾーンの違いや暫定データの影響が和らぎます。
- ランディングページ単位で比較します。リダイレクトや canonical タグのあるページは、手作業での突き合わせが必要になることがあります。
- クリック数に対するセッション数の比率の推移を確認します。比率が安定していれば、両方のツールが正常に動作しています。絶対的な差はそれほど重要ではありません。
差がどのような場合に警告サインとなりますか?
- Search Console ではクリックがあるのにセッションがないページは、多くの場合 Analytics タグがないか、タグが動作しない場所へリダイレクトされています。
- リリースや新しい同意バナーの導入直後に比率が急変した場合は、検索ではなくトラッキングに原因があると考えられます。
- Analytics のオーガニック流入が Search Console のクリック数を大きく上回る場合は、フィルタに Bing などの他の検索エンジンがまだ含まれていることが多いです。
AutoPSEO での活用方法
AutoPSEO のBlended レポートは、Search Console のページと GA4 のランディングページを正規化したパスで結合し、それぞれを「一致」「Search Console のみ」「GA4 のみ」のいずれかに分類します。あわせて、クリックあたりのセッション数とキーイベントも表示します。クリックを獲得しているのに Search Console 側にしか現れないページは、タグの設定漏れを最初に確認すべき箇所です。どのツールが何を担うのかという全体像については、Google Search Console と Google Analytics の違いとは?をご覧ください。