Google Search Console の canonical URL とは何か
インデックスの問題
複数の URL が同一またはほぼ同一のコンテンツを表示している場合、Google はそのうちの 1 つを canonical としてインデックスに登録し、残りは重複として扱います。Search Console の URL 検査では 2 つの値が表示されます。ページが指定しているユーザー指定の canonicalと、Google が実際に選んだGoogle が選択した canonicalです。ユーザーによる指定は強いヒントであって、命令ではありません。両者が異なる場合は、サイト内の別の要素が Google を別の方向に導いています。
Search Console で canonical を確認できる場所
- URL 検査のページのインデックス登録:ユーザー指定の canonical(
rel="canonical"タグ、HTTP ヘッダー、サイトマップなどの方法による指定)と、Google が選択した canonical が並んで表示されます。Google によると、選択された値はインデックスより数時間遅れる場合があり、canonical の詳細は、その canonical があなたの所有するプロパティ内にある場合にのみ表示されます。 - ページのインデックス登録レポート:次の 3 つの理由で確認できます。ユーザーにより canonical として選択されていない重複ページ(指定がなく、Google が選択した場合)、重複しています。ユーザーが選択したページとは異なるページが Google により canonical として選択されました(指定が優先されなかった場合)、適切な canonical タグがある代替ページ(意図どおりに機能している場合)です。
- 検索パフォーマンスレポート:間接的に確認できます。重複ページのクリック数や表示回数は canonical に計上されます。トラフィックがまったくない URL は、単にトラフィックを集めている URL の重複ページである可能性があるため、「流入がない」と結論づける前に検査してください。
Google が重視するシグナル
| シグナル | Google による評価 |
|---|---|
| 推奨する URL への 301 リダイレクト | 強い |
rel="canonical" リンク要素または HTTP ヘッダー | 強い |
| サイトマップへの URL の記載 | 弱い |
| HTTP ではなく HTTPS | 優先される(ただし HTTPS 版に証明書やリダイレクトの問題がない場合) |
相互に参照し合う hreflang クラスタへの所属 | クラスタ外の URL より優先される |
複数のシグナルを組み合わせると、指定した URL が選ばれる可能性が高まります。これらすべての根底にあるのは、Google がコンテンツの類似度によってどのページを重複と見なすかを判断するという点です。
Google が別の URL を選ぶ理由
- シグナルが食い違っている。 canonical タグは 1 つ目の URL を指し、ナビゲーションは 2 つ目にリンクし、サイトマップには 3 つ目が記載されている、といった状態です。
- 実際には重複ページではない。 Google はコンテンツによって重複かどうかを判断するため、内容の異なるページを指す canonical は無視される可能性が高くなります。
- HTTPS の問題。 証明書が無効である、HTTPS ページが HTTP にリダイレクトされているといった問題があると、Google は HTTP を優先します。
- 指定が競合している。 HTML タグと HTTP ヘッダーで異なる URL を指定している、JavaScript で設定した canonical が HTML のものと異なる、といったケースです。
食い違いを解消する方法
- 1 つのコンテンツにつき、HTTPS の URL を 1 つ選びます。
- その URL に、絶対 URL による自己参照の canonical を、1 つの方法のみで指定します。
- メニュー、パンくずリスト、関連リンク、ページネーションなど、サイト内のすべてのリンクをその URL に統一します。
- サイトマップと
hreflangアノテーションには、canonical の URL のみを記載します。 - 不要な重複ページは 301 リダイレクトします。
robots.txt、noindex、削除ツールで canonical を指定しないでください。これらはページをブロックしたり隠したりするだけで、ページ間の選択を行うものではありません。- Google がページを再クロールした後に、再度検査します。
異なる 2 つのページが同じ検索クエリで競合している場合は別の問題であり、canonical は適切な手段ではありません。カニバリゼーション対策ガイドをご覧ください。
AutoPSEO での活用
canonical を 1 URL ずつ確認する方法では、規模が大きくなると対応できません。AutoPSEO の一括URL 検査は、サイトマップ、貼り付けたリスト、またはファイルから、1 回の実行につき最大 500 件の URL を Google の URL Inspection API で検査します。Google が選んだ canonical が自分の指定と一致するかどうかに応じて、各 URL に一致または相違のマークを付けるため、テンプレート全体をまとめて確認し、CSV としてエクスポートできます。カニバリゼーションレポートでは、複数のページでクリックを分け合っているクエリを見つけられます。
参考資料:Google のcanonical化ガイド、URL 検査ツールのヘルプ、ページのインデックス登録レポートのヘルプ、検索パフォーマンスレポートのディメンションに関するヘルプ。